日本の仏壇は、これまで他家で使用された中古品に抵抗感があるなどの理由から、その多くが廃棄処分されるという課題を抱えていました。しかし近年、この日本の伝統技術と芸術性の塊が、海を越えて世界で注目を集めています。

海外での新たな価値と用途

特に仏教信仰の強いアジア圏内では、仏壇本来の用途に留まらない、新しい需要が生まれています。

• 仏像を飾るための祭壇として：仏教徒にとって、仏壇の精巧な技術と華やかさは、仏像を荘厳に祀るための最高の祭壇として評価されています。
• 装飾性の高い小物入れの家具として：その高い芸術性から、仏教徒以外にもオリエンタルな高級家具として受け入れられ、収納家具やキャビネットのような形で生活空間に取り入れられています。

金仏壇の伝統的な美が、生活空間に新しい風を

この海外からの注目は、特に日本の金仏壇が持つ伝統的な技術と芸術性の高さに起因しています。

漆塗りや金箔・蒔絵などの繊細で豪華な装飾は、海外の生活空間に、これまでにない格式と美しさをもたらしています。日本の職人が培ってきた「祈りの空間」を形作る技術が、海外では「新しい美の形式」として再評価され、多様な形で取り入れられているのです。

日本の伝統が持つ美意識と技術力が、海外で新たな価値を見出し、サステナブルな形で文化として再構築されつつあることは、私たちにとって大きな喜びとなるでしょう。

「価値あるものを、価値あるままに。伝統が未来をつなぐ、日本から世界へ」

竜宮堂は「伝統文化継承企業」として大切な仏壇を「未来」へ繋ぎます。