和の空間を彩る屏風（びょうぶ）は、古来より日本の暮らしと芸術に欠かせない調度品です。しかし、その雅な姿とは裏腹に、屏風独特の「数え方」があることはご存知でしょうか。

この数え方を知ると、屏風が持つ伝統や歴史がより深く感じられます。

屏風の基本となる数え方

1. 屏風を構成する「枚数」の単位：曲（きょく）

屏風は、折り畳めるように繋がれた1枚1枚の板で構成されています。この1枚1枚は、元々「扇（せん）」と呼ばれていました。

・6枚で構成されている屏風→六曲（ろっきょく）/六枚折

・2枚で構成されている屏風→二曲（にきょく）/二枚折

2.　屏風「セット」の単位：半双（はんそう）と一双（いっそう）

　次に、屏風そのものの本数やセットを表す単位です。

・屏風が一本（一つ）ある場合→半双（はんそう）

・屏風が二本（一対）ある場合→ 一双（いっそう）

組み合わせるとどうなる？

・六曲屏風一双　6枚折りの屏風が2本/6枚折り × 2本

・二曲屏風半双　2枚折りの屏風が1本/2枚折り × 1本

竜宮堂でもお問い合わせいただいた際はこちらの数え方でお客様にお聞きしています。

竜宮堂では、特に需要が高い金屏風（本金/無地）については、六曲一双（ろっきょくいっそう）を35,000円から買い取りしています。

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